夫婦が別居で安定した介護 ~女子管理職定年カウントダウン日記~

 介護

12月に義母が退院した。

3ケ月前、家の中で転び足を骨折し入院。

リハビリを強制的に頑張らされ、年内の退院を

迫られた。

本人も「やはり家が一番」というものの

一人で家の中を歩くことはもうできない。

家中に手すりをつけて、手すりをつかみながら

やっとトイレに行けるのが精いっぱいの生活が始まった。

 

さて…

誰が義母に付き添うのか…

何時からだろうか、考え方が変わってきている。

結婚した30年前は、結婚したと同時に

実の親よりも、嫁いだ先の親を一番に大事にすることが

嫁として当たり前のことと思われ、当然だという風潮だった時代から

今は、男も女も関係なく、看られる者…ストレスなく(それは無理かな)

という考え方から、いつしかお互いの実の親を看ることが

当たり前になりつつあり、自然になりつつある世の中に

変化してきたように感じる。

他でもなく、我が家もそんな世の中の風潮と同じく変化してきた。

結婚当初、主人は嫁の当然の心得として

嫁が義母の面倒を看ることが当たり前だった。

この年末、義母が入院してから病院の手続きや

ケアマネージャとのやり取り等、一切私に頼むことなく

自分でこなし、あげくの果てには「俺しかいないから…」

と、一人っ子の主人は割り切ったかのように言い放った。

そして、子供も独立し夫婦2人暮らしの我が家は

義母の退院と共に、主人が実家で暮らすこととなり

実質の夫婦別居の生活が始まった。

私の正直な気持ち

最初は…

「ついにこの時がきたか…、気は乗らないが

嫁の私が仕事をセーブして看るようにしないと」と

思っていたが

なかなか思い腰は動かない。

職場の同じ世代の仲間に話すと意外な反応…

・「そんなことで仕事をやめるなんて考えなくていいよ」

・「今まで、立派に子育てして仕事と両立してきたんやから

遠慮せず、自分の思うようにしたらいいよ」等…

私側の人 達だからかもしれないが

私を擁護してくれる言葉の多さに、自分が一番驚いた。

私は人として…

嫁として… 薄情な思われていないだろうか…

でも、

ふと思う…

誰に??

誰の目を意識している??

そう思いながら、年末や正月に義理の実家へ

年越しそばや、お雑煮を運び義母へ挨拶する

すると義母はご満悦で

「ごめんね~、私がこんなんになってしまったから

息子がずっといてくれようになってしまって」

嫁の私から息子を取り返したかのような言いぶり…

色々悩んで考えた私が馬鹿馬鹿しくなった。

色々考えて損した気分

これていいのか

何も悩むことはなかったのだろうか

やっぱり私の人生の主役は私でいい

今年の正月に、はっきり考えがみえた

今年は自分の日を更に増やしていきたいと思った

自分勝手なことはない

どうぞ、親子仲良くされてください は言い過ぎか(笑)

私は気ままな一人暮らしで十分に幸せ

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